白い毛根(毛根鞘)の正体は?抜け毛の白い塊は抜いていい?AGAのサインとの見分け方

白い毛根(毛根鞘)の正体は?抜け毛の白い塊は抜いていい?AGAのサインとの見分け方

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その白い毛根、
気にしたほうがいい?

4つの質問に答えると、抜け毛の根元の様子や髪の変化から、いまのあなたに合った次の一歩(様子を見る・習慣を見直す・医療機関に相談する)の目安がわかります。

※本コンテンツは医療診断ではなく、抜け毛の様子を振り返るための参考情報です。確定診断には医師の診察が必要です。

シャンプーのあと、排水口にたまった抜け毛を見たら、根元に白い塊が付いていた。
白い毛根は大丈夫なのか、髪が弱っているサインなのか、気になってしまう。

抜け毛の根元の白い塊は、多くの場合「毛根鞘(もうこんしょう)」と呼ばれる組織です。

髪を毛穴の中で支えている部分で、付いていること自体は珍しくありません。ただ、皮脂や角栓が白く見えている場合もあり、見分け方を知っておくと余計な心配が減ります。

この記事では、白い毛根の正体と見分け方、抜け毛の根元の形からわかることを整理しました。

白い塊をつい抜いてしまう・食べてしまうときの考え方や、AGA(男性型脱毛症)を疑うときの目安もまとめています。

この記事でわかること
  • 抜け毛の根元に付く白い塊(毛根鞘)の正体と役割
  • 毛根鞘と皮脂・角栓の見分け方
  • 抜け毛の根元の形からわかること
  • 毛根鞘を抜くとどうなるか、抜くのがやめられないときの相談先
  • AGAを疑うときのサインと、医療機関で検討できる治療

先に結論をお伝えすると、白い塊が付いた抜け毛が1本、2本あっても、それだけで薄毛を心配する必要はありません。

気にしたいのは塊の有無よりも、抜け毛に細く短い毛が増えていないか、生え際やつむじが薄くなっていないかです。

抜け毛の変化からAGAが気になり、治療も考えたい方もいるでしょう。料金や診療の流れは、AGAオンライン診療のおすすめクリニック比較で確認できます。

治療にかかるお金の目安から知りたい方は、AGA治療の効果と費用はどのくらい?月々の相場とプランの選び方もあわせてご覧ください。

AGA治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。この記事の内容は一般的な情報で、実際の診断や治療方針は医師の診察によって決まります。

目次

抜け毛の根元の白い塊の正体は「毛根鞘」

抜け毛の根元の白い塊の正体は?

髪は、頭皮の中にある「毛包(もうほう)」という袋状の組織から生えています。

毛根鞘は、この毛包の中で髪の根元を包んでいる鞘(さや)のような部分です。髪が抜けるときに一緒にはがれてくると、根元に白っぽい塊として見えます。

毛根鞘は髪を支え、育つ通り道になっている

毛根鞘は、髪を毛穴の中にしっかり固定する役割を持っています。

さらに、毛の根元で作られた髪がまっすぐ伸びていくための通り道にもなっています。髪の成長を支える土台のひとつと考えるとイメージしやすいでしょう。

毛根鞘は、髪に近い内側の「内毛根鞘」と、その外側の「外毛根鞘」の2層に分かれています。

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部位位置主な働き
内毛根鞘髪のすぐ外側を包む内側の層伸びてくる髪を包んで形を整え、上へ押し上げる。毛穴の途中でほどけてなくなる
外毛根鞘内毛根鞘のさらに外側。頭皮の表面の皮膚とつながっている毛包の壁として髪の根元を外側から支える
毛根鞘の2つの層

毛根の仕組みや、髪が生えかわる周期については、ヘアサイクル(毛周期)とは?毛根の仕組みと薄毛が進むメカニズムでくわしく解説しています。

毛根鞘が大きい(巨大な)ときは心配いらない?

同じ人の抜け毛でも、白い塊が大きいものと、ほとんど付いていないものがあります。

塊の付き方は、その毛が育っている途中だったか、生えかわりの時期だったかで変わります。大きいこと自体が病気のサインになるわけではありません。

ただし、抜けたあとの毛穴が赤く腫れる、痛む、膿が出るといった症状があるときは、頭皮に炎症が起きている可能性があります。

その場合は自己判断で様子を見続けず、皮膚科で相談しましょう。

白い塊は毛根鞘?皮脂・角栓?見分け方

抜け毛の根元が白く見える理由は、毛根鞘だけではありません。

毛穴の中の皮脂や、古い角質が固まった角栓が付いている場合もあります。見た目だけで正確に見分けるのは難しいものの、手で触れたときの感触と見た目は、おおまかな目安として使えます。

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見るところ毛根鞘皮脂・角栓
色・透け感白〜半透明で、ややつやがある白〜黄色っぽく、にごっている
触った感じぷるっとしたゼリー状で、指でつまむとはがれるベタつく、またはポロポロと崩れる
付いている場所根元を筒状に包むように付く根元のまわりや、毛の途中にまとわりつく
においなど特に変わらないにおいが気になることがある
毛根鞘と皮脂・角栓の見分け方の目安

皮脂や角栓が目立つ場合は、洗い残しや洗いすぎなど、シャンプーの方法を見直すきっかけになります。

頭皮のケアの見直し方は、抜け毛対策は何をすればいい?今日からできるセルフケアと医療機関に相談する目安を解説で紹介しています。

白い塊が毛根鞘か皮脂かで、薄毛の心配の大きさが変わるわけではありません。
まずは「何が付いているか」を知って、落ち着いて抜け毛の全体を見てみましょう。

抜け毛の毛根の形からわかること|セルフチェック

抜け毛の毛根の形からわかること|セルフチェック

髪は「成長期→退行期→休止期」という周期で生えかわっています。成長期は2〜6年ほど続き、頭髪の約85〜90%がこの時期にあるとされています。

休止期は2〜3か月ほどで、その後に毛が抜けて新しい毛に置きかわります。1日に抜ける毛は、おおよそ100本程度までといわれています。
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症 Q1」

抜けた毛の根元の形は、その毛がどんな状態で抜けたかの手がかりになります。

ただし、根元の形だけで病気かどうかを判断することはできません。次の表は、気になる抜け毛があったときに見るポイントの目安として使ってください。

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根元の様子考えられること次にすること
白く丸くふくらんでいる(マッチ棒のような形)休止期を終えて、自然に抜けた毛の形。根元に色がなく、ゼリー状の鞘は付いていない本数が普段どおりなら、生えかわりの範囲と考えてよい
半透明のゼリー状の塊(毛根鞘)が付いている育っている途中(成長期)の毛の形。成長期の毛は毛根鞘に包まれているまだ育つ途中の毛なので、髪を強く引っぱる習慣がないか見直す
根元が黒っぽい成長期の毛は根元(毛球)の色が濃い。育っている途中の毛が抜けた可能性同じような毛が続く、円形に抜けている場所がある場合は皮膚科へ
根元にふくらみがなく、先が細い・ちぎれている根元から抜けたのではなく、途中で切れた毛(切れ毛)や、弱って細くなった毛の可能性パーマ・カラー・ドライヤーの熱など、髪への負担を見直す
細く短い毛が多く混ざる髪が十分に育つ前に抜けている可能性。AGAで見られる変化のひとつ生え際やつむじの変化もあわせて確認し、早めに医療機関へ相談
抜け毛の根元の様子からわかることの目安

出典:StatPearls「Telogen Effluvium」(米国国立医学図書館)/Actas Dermo-Sifiliográficas「Hair and Scalp Evaluation: The Trichogram」(2013年)

「毛根鞘が付いていない抜け毛は危ない」「毛根が死んでいる」と心配になる方もいます。
ですが、毛根鞘の有無だけで薄毛の進み具合はわかりません。

判断の材料になるのは、1本の根元よりも、抜け毛の本数や細さの変化、頭のどこが薄くなっているかです。

毛根鞘を抜くとどうなる?抜かずに様子を見たい理由

抜けた毛に付いている毛根鞘は、すでに頭皮から離れたものです。

抜けた毛からつまんで取っても、頭皮には影響しません。気をつけたいのは、頭皮に生えている毛を、白い塊を見たくて自分で抜いてしまうことです。

生えている毛を抜くと起こりやすいこと

  • 毛穴が傷つき、赤みや痛みが出ることがある
  • 傷ついた毛穴から細菌が入り、ニキビのような炎症が起こることがある
  • 新しく生えてくる毛が皮膚の下で伸びる「埋没毛」になることがある
  • 同じ場所で抜くことを繰り返すと、その部分の毛が薄く見えるようになる

1本抜いたからといって、その毛穴から二度と毛が生えなくなるわけではありません。

ただ、頭皮への負担は積み重なるので、気になる毛があっても、生えている毛は抜かずにそのままにしておくのが基本です。

白髪や浮いて見える毛がどうしても気になる場合は、根元をはさみで短く切ると頭皮を傷つけずに済みます。

抜くのがやめられないときは「抜毛症」かもしれない

白い塊が付いた毛を抜くと、すっきりした気持ちになる。気づくと何本も抜いてしまっている。

このように、やめたいのに毛を抜くことを繰り返し、その部分が薄くなっている状態は「抜毛症(ばつもうしょう)」と呼ばれます。トリコチロマニアとも呼ばれ、子どもから大人まで起こります。
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症 Q15」

抜毛症は、強迫症(強迫性障害)と同じグループに分類されるこころの病気のひとつです。人口の約1〜2%にみられ、成人では女性に多いとされています。

抜く前に緊張や不安があり、抜くとその気持ちが和らぐという流れが見られることがあります。「癖だから」と自分を責めるより、治療の対象になる状態だと知っておくことが大切です。
出典:MSDマニュアル家庭版「抜毛症(抜毛癖)」

抜いた毛根鞘を食べてしまう場合の注意

抜毛症では、抜いた毛を指で転がす、かむ、飲み込むといった行動をともなうことがあります。

飲み込んだ毛が胃の中で固まったものは「毛髪胃石」と呼ばれます。すぐにお腹がいっぱいになる、吐き気や嘔吐、腹痛などの症状につながるため注意が必要です。
出典:MSDマニュアル家庭版「抜毛症(抜毛癖)」

抜いた毛や毛根鞘を口に入れることが習慣になっている場合は、ひとりで抱えずに医療機関へ相談してください。

相談先は皮膚科と心療内科

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相談先こんなときに主にしてもらえること
皮膚科薄くなった部分がほかの脱毛症ではないか確かめたい頭皮や毛の状態を診て、脱毛の原因を見分ける
心療内科・精神科抜くことをやめたいのにやめられない、気持ちのつらさがある抜く前のきっかけや気持ちの流れを整理し、行動療法などで抜く行動を減らしていく
毛を抜く癖が気になるときの相談先

治療では、毛を抜きたくなったときに別の動作に置きかえる「習慣逆転法」などの行動療法が中心になります。

毛を抜く行動がおさまれば、毛は自然に生えてくるとされています。お子さんの場合は、抜くことを叱らずに見守ることがすすめられています。
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症 Q15」/MSDマニュアル家庭版「抜毛症(抜毛癖)」

毛根鞘がない抜け毛はAGAのサイン?見分けるポイント

毛根鞘がない抜け毛はAGAのサイン?見分けるポイント

AGA(男性型脱毛症)では、数年続くはずの髪の成長期が短くなり、毛が短く細いまま抜けるようになります。この変化は「ミニチュア化」と呼ばれます。

男性ホルモンは、5α還元酵素によって活性の強い形に変わります。これが毛の元になる細胞の増殖を妨げることが、大きな原因と考えられています。
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症 Q6」

そのため、AGAで気にしたいのは毛根鞘が付いているかどうかより、抜け毛そのものが細く短くなっていないかです。

仕組みをくわしく知りたい方は、AGAとは?加齢による薄毛・円形脱毛症との違いをわかりやすく解説をご覧ください。

医療機関への相談を考えたいサイン

  • 抜け毛に、細くて短い毛が以前より多く混ざるようになった
  • 生え際が後退してきた、またはつむじ・頭頂部の地肌が透けて見える
  • シャンプーや枕の抜け毛が増えた状態が、数か月続いている
  • 髪全体のボリュームが減り、セットがしにくくなった

薄くなる場所によって、M字・O字などのタイプがあります。自分のタイプを確かめたい方は、はげの種類は?M字・O字・びまん性の特徴と見分け方を参考にしてください。

医療機関で検討できるAGAの治療薬と副作用

AGAと診断された場合、医師の判断で内服薬や外用薬による治療が検討されます。

使う薬は医師が診察のうえで決めます。代表的な薬と、添付文書やPMDAの資料で報告されている副作用は次のとおりです。

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薬の名前使い方報告されている主な副作用
フィナステリド
(先発品:プロペシア)
1日1回飲む国内の臨床試験で、性欲の減退が276例中3例(1.1%)、勃起機能の低下が276例中2例(0.7%)
デュタステリド
(先発品:ザガーロ)
1日1回飲む国際共同試験で、勃起不全が557例中24例(4.3%)、性欲の減退が557例中22例(3.9%)
ミノキシジル外用薬
(男性用5%)
頭皮に塗る製造販売後の調査で3,072例中271例(8.82%)に副作用。主なものは塗った部分のかゆみや発疹
AGAの代表的な治療薬と主な副作用

出典:PMDA「プロペシア錠」添付文書/PMDA「ザガーロカプセル」添付文書/PMDA「リアップX5」再審査報告書

治療を考える前に確認したいこと
  • フィナステリドは、妊娠中・妊娠している可能性のある女性と、授乳中の女性は服用できません
  • デュタステリドは、女性と子どもは服用できません
  • 男性用のミノキシジル外用薬(5%)は女性は使えません。女性は女性用として承認された製品を選びます
  • AGA治療は公的医療保険が適用されない自由診療で、費用は全額自己負担です
  • 治療を始めるか、どの薬を使うかは、医師の診察を受けて決まります

薬ごとの仕組みや副作用は、フィナステリドとは?・デュタステリドとは?・外用ミノキシジルとは?の各記事で解説しています。

抜け毛の根元を見て不安になったときは、細い毛が増えていないかを数週間ほど見てみるのもひとつの方法です。
変化が気になるなら、オンライン診療で医師に相談するという選択肢もあります。

あわせて読みたい記事

白い毛根・毛根鞘のよくある質問

毛根鞘ごと抜けると、もうその毛穴から髪は生えてきませんか?

毛根鞘が付いて抜けても、毛穴の奥で新しい毛を作る仕組みが残っていれば、再び毛は生えてきます。ただし、自分で抜くことを繰り返すと頭皮や毛穴に負担がかかるため、生えている毛は抜かないようにしましょう。

抜け毛の毛根が黒いのは異常ですか?

根元が黒っぽいのは、育っている途中の毛が抜けたり、途中で切れたりしたときに見られることがあります。たまに見かける程度なら心配はいりません。同じような毛が続く場合や、円形に毛が抜けている場所がある場合は、皮膚科で相談してください。

白髪を抜くと、根元の白い塊は黒髪と違いますか?

白髪にも黒髪と同じように毛根鞘があり、根元に白い塊が付くことがあります。白髪は抜いても黒髪に戻るわけではなく、頭皮に負担がかかるだけなので、気になる場合は根元から短く切るのがおすすめです。

女性の抜け毛にも毛根鞘は付きますか?

毛根鞘は性別に関係なく、すべての毛にある組織です。女性の抜け毛に白い塊が付いていても、それだけで心配する必要はありません。髪全体が薄くなってきた、分け目が広がってきたといった変化があれば、女性の薄毛に対応した医療機関へ相談してください。

1日に何本くらい抜けたら、病院に行ったほうがいいですか?

1日に抜ける毛は、おおよそ100本程度までが生えかわりの範囲といわれています。とはいえ、本数を毎日正確に数えるのは難しいものです。抜け毛が多い状態が数か月続く、細く短い毛が増えた、地肌が透けて見えるなどの変化があれば、医療機関への相談を考えましょう。

まとめ

抜け毛の根元の白い塊は、多くの場合、髪を毛穴の中で支えている毛根鞘です。皮脂や角栓が白く見えていることもありますが、どちらも付いていること自体は珍しくありません。

毛根鞘を見たくて生えている毛を抜くと頭皮に負担がかかるので、抜かずにそのままにしておきましょう。

抜くことがやめられない、抜いた毛を口にしてしまうときは、抜毛症の可能性があります。皮膚科や心療内科に相談してみてください。

細く短い抜け毛が増えた、生え際やつむじが薄くなってきたと感じたら、AGAの可能性もあります。根元の形だけで判断せず、早めに医師の意見を聞いておくと、その後の選択肢を広く持ちやすくなります。

本記事は AGA・薄毛情報編集部 が編集責任を負って作成しています。
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この記事を書いた人

AGA・薄毛治療に関する情報を、公的機関の発表資料と各クリニックの公式サイトをもとに調査・執筆している編集チームです。記事に掲載する料金は公式サイトで確認した内容をそのまま記載し、変更を確認しだい更新しています。本記事は AGA・薄毛情報編集部 が編集責任を負って作成しています。記事内容へのご指摘・お問い合わせはお問い合わせフォームよりお願いいたします。

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