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「フィナステリドを通販で手に入れたいけれど、個人輸入とオンラインクリニックでは何が違うのだろう」と迷っている方は少なくありません。
フィナステリドはAGA治療でよく使われる飲み薬です。通販という言葉で検索すると、2つの選択肢が出てきます。医師の診察を受けて処方してもらうオンラインクリニックと、海外の医薬品を自分で直接購入する個人輸入です。違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フィナステリドを処方するオンラインクリニックを比較しました。比較の軸は料金・国内承認薬か海外製か・入手経路の3つです。あわせて、個人輸入のリスクや副作用、女性・妊娠中の方・お子さまが服用できない理由もまとめています。
- フィナステリドを通販で手に入れる2つの方法と、その違い
- 個人輸入のリスク(品質保証・救済制度の対象外など)
- フィナステリドの副作用と、服用できない方
- 国内承認薬と海外製の違い、料金の傾向
- フィナステリドの通販ができるオンラインクリニック11院の料金比較
AGA治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。また、実際に処方される薬剤やプランは医師の診察によって決まるため、この記事の内容は申し込みを保証するものではありません。
フィナステリドとは
フィナステリドは、AGA(男性型脱毛症)の治療で広く使われている飲み薬の成分名です。もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発され、その後AGA治療薬としても使われるようになりました。
日本では2005年に厚生労働省の承認を受けました。先発品の「プロペシア」のほか、国内メーカーによる後発品(ジェネリック医薬品)も流通しています。海外では1997年に米国FDA(食品医薬品局)が承認して以来、世界60ヵ国以上で承認されている薬剤です。
オンラインクリニックの多くは、フィナステリドを含む飲み薬だけのプランを用意しています。呼び方は「予防プラン」「育毛プラン」などクリニックによって異なります。ミノキシジルの内服・外用を組み合わせる「発毛プラン」より薬剤の種類が少ない分、価格帯は比較的始めやすくなっています。

「予防プラン」「育毛プラン」などプラン名はクリニックごとに異なりますが、成分がフィナステリドかどうかは診察時の説明やマイページの薬剤名で確認できます。
フィナステリドを「通販」で手に入れる2つの方法
フィナステリドの通販には、大きく分けて2つの方法があります。どちらも自宅に薬が届く点は同じですが、間に医師の診察があるかどうかが大きく異なります。
| オンラインクリニックの処方 | 個人輸入 | |
|---|---|---|
| 診察 | 医師によるオンライン診察あり | なし(自分で選んで購入) |
| 処方の判断 | 医師が問診をもとに可否・用量を判断 | 自分で判断(医学的なチェックなし) |
| 薬の入手経路 | クリニックに所属する医師による輸入、または国内正規流通 | 海外の通販サイトから直接購入 |
| 健康被害時の救済制度 | 国内承認薬は対象。海外製は薬剤による | 対象外(下記で詳しく説明) |
| 品質 | クリニックが確認したものを処方 | 品質を確認する手段がない |
この記事で比較するのは、前者の「オンラインクリニックで医師の診察を受けたうえで処方してもらう」方法です。次の章で、後者の個人輸入について詳しく説明します。
個人輸入で購入するリスク
「オンラインクリニックより安い」という理由で、海外の通販サイトから個人でフィナステリドを直接購入しようと考える方もいます。ただし、個人輸入には次のようなリスクがあることを知っておく必要があります。
- 品質が保証されていません。成分の含有量や不純物について、公的な検査を経ていない製品が流通しているおそれがあります
- 偽造品が混ざるリスクがあります。正規品と同じパッケージでも、中身が異なる場合があると報告されています
- 医薬品副作用被害救済制度の対象外です。個人輸入した医薬品で健康被害が起きても、国の公的な救済制度を利用できません
- 医師のチェックを経ていません。持病や併用薬との飲み合わせ、体質に合うかどうかを専門家が確認しないまま服用することになります
厚生労働省は、個人輸入で医薬品を購入することについて健康被害のリスクを注意喚起しています。オンラインクリニックが扱う海外製の医薬品は、医師の診察を経たうえで輸入されたものです。輸入する主体も、医師自身かクリニックが契約する代理店に限られます。この点が、読者が自分で海外サイトから直接購入する個人輸入とは異なります。価格だけで選ばず、医師の診察を受けられるかどうかを基準にすることをおすすめします。



個人輸入した薬をオンライン診療の医師にそのまま処方してもらうことはできません。オンラインクリニックでは、あらためて医師の診察を受けて処方される薬を服用する形になります。
フィナステリドの副作用
フィナステリドは長年使われてきた薬剤ですが、副作用の報告もあります。服用を検討する際は、事前に知っておきましょう。
| 報告されている主な副作用 | 性欲減退・勃起機能の低下、肝機能障害(全身倦怠感など)、抑うつ症状、精子数の減少 |
|---|---|
| 頻度の目安 | 臨床試験では数%程度とされていますが、個人差があります |
| 注意点 | 2023年8月の添付文書改訂で、自殺念慮などの精神神経系症状に関する注意喚起が追加されました |
なお、献血をする際にはフィナステリド服用中・服用後一定期間は制限がかかります(目安として服用中止から1ヶ月程度)。日本赤十字社の基準は変更される場合があるため、献血を予定している方は事前に確認してください。
女性・妊娠中の方・お子さまは服用できません
フィナステリドは男性のAGA治療を目的とした薬です。次にあてはまる方は服用できないため、家庭内での取り扱いにも注意してください。
- 女性は服用できません。日本皮膚科学会のガイドラインでも、女性へのフィナステリド内服は推奨されていません
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方が服用(または割れた錠剤に触れる)と、男子胎児の生殖器の発育に影響が出るおそれがあるとされています
- 授乳中の方への安全性は確立されていません
- お子さまへの使用は想定されていません。誤って口にすることがないよう、手の届かない場所で保管してください
割れた錠剤・砕けた錠剤には、女性やお子さまが触れないようにしてください。皮膚から成分が吸収される可能性があるためです。



複数の症状が同時に出たときや、日常生活に支障が出るほどつらいときは、次の診察を待たずに早めに相談してください。
国内承認薬と海外製、料金の違い
オンラインクリニックで処方されるフィナステリドには、日本国内で承認されている薬と、承認されていない海外製の薬が混ざっています。申し込む前に、自分が受け取る薬がどちらなのかを確認しておくと安心です。
フィナステリドという成分自体は、日本でも医薬品として承認されています。ただし、クリニックによっては海外で製造された同成分の医薬品(国内では未承認の医薬品)を扱っている場合があります。医療広告ガイドラインでは、こうした未承認医薬品を扱う場合に次の情報を開示するよう求めています。
| クリニック | 未承認医薬品である旨 | 入手経路 | 国内承認薬の有無 |
|---|---|---|---|
| DMMオンラインクリニック | 海外製プランは国内未承認の医薬品 | クリニックに所属する医師が個人輸入 | あり(国内製フィナステリド・プロペシアを選択可) |
| クリニックフォア | 海外製プランは日本国内未承認の医薬品 | 厚生局の正式なプロセスを経て、医師が輸入 | あり(国内後発品を選択可) |
| AGAスキンクリニック | Rebirthタブレットは日本国内未承認の医薬品 | 韓国メーカー製造分を医師が個人輸入 | あり(国内承認薬のジェネリック・プロペシアを選択可) |
| ゴリラクリニック | 海外承認薬(フィナステリド1.3mg)は国内未承認の医薬品 | 医師が個人輸入 | あり(国内承認薬のフィナステリド1mgを選択可) |
| ZENクリニック | 国内未承認の医薬品 | 厚生局の正式なプロセスを経て、国内販売代理店を通じて輸入 | 公式サイトに記載なし |
| Oops HAIR | フィナステリド1.3mgのプランあり | 公式サイトに記載なし | あり(国内承認薬のフィナステリド1mgを選択可) |
上の表にないイースト駅前クリニック・Dクリニックは、国内承認薬(国内正規品)のみを扱っていると公式サイトに明記しています。レバクリ・湘南AGAクリニック・デジタルクリニックは、公式サイト上でフィナステリドの国内承認薬か海外製かの区分が明記されていませんでした。区分が気になる場合は、申し込み前の診察やカウンセリングで直接確認することをおすすめします。
一般的な傾向として、国内承認薬(先発品のプロペシアや国内メーカーの後発品)は、海外製より料金が高くなる傾向があります。品質検査の体制や流通コストの違いによるものです。
フィナステリドの通販ができるオンラインクリニック11院の料金比較
フィナステリドを名指しで扱っていることが公式サイトで確認できた11院を、料金の安い順に比較しました。同じ「フィナステリド」でも、国内製か海外製か・定期便か単月購入かで料金が変わるため、あわせて確認してください。
| クリニック名 | フィナステリドの月額目安 | 備考 |
|---|---|---|
| レバクリ | 1,349円〜3,850円 | 12ヶ月定期便だと1,349円。国内/海外製の記載なし |
| ZENクリニック | 2,090円〜3,300円 | 12ヶ月おまとめ配送だと2,090円。海外製(国内未承認) |
| 湘南AGAクリニック | 1,650円〜3,000円 | 12ヶ月購入だと1,650円。国内/海外製の記載なし |
| クリニックフォア | 1,760円〜3,412円 | 初回のみ1,760円、2ヶ月目以降3,412円。海外製 |
| Oops HAIR | 2,090円〜3,606円 | 海外製フィナステリド1.3mg。国内承認薬(3,480円〜6,050円)も選択可 |
| DMMオンラインクリニック | 2,097円〜3,960円 | 海外製。国内製(4,299円〜6,600円)も選択可 |
| イースト駅前クリニック | 1,650円〜3,960円 | 1,650円は初診限定の30日トライアル。国内正規品のみ |
| ゴリラクリニック | 3,000円 | 海外承認薬(単価)。国内承認薬は4,800円 |
| Dクリニック | 4,400円 | 国内正規品(単価)。個人輸入は非推奨の方針 |
| AGAスキンクリニック | 3,700円〜6,600円 | 国内承認薬ジェネリック。海外製Rebirthは8,400円〜12,000円 |
| デジタルクリニック | 5,881円〜6,919円 | 国内/海外製の記載なし |
安く見える金額は、多くの場合12ヶ月分をまとめて申し込む定期便の1ヶ月あたりの目安です。単月で始めたい場合や、支払いのタイミングによって総額が変わる点には注意してください。



同じ「フィナステリド」でも、国内製は1mg・海外製は1.3mgなど含有量が異なることがあります。比較するときは含有量もあわせて確認しましょう。
クリニックごとの特徴
ここからは、比較表に挙げた11院それぞれの特徴を紹介します。
DMMオンラインクリニック


DMMオンラインクリニックは、海外製フィナステリドと国内製フィナステリドの両方から選べます。海外製は単月3,960円、12ヶ月定期便では2,097円まで下がります。国内製(先発品のプロペシアも選択可)は単月6,600円からで、海外製より高めです。
診察料は無料で、24時間いつでも予約できます。配送料550円は別途かかります。
クリニックフォア


クリニックフォアの海外製フィナステリドは、初回1,760円と始めやすい価格です。2ヶ月目以降は3,412円になります。国内後発品を希望する場合は4,498円〜6,919円です。
診察料は処方時無料(処方がない場合は1,650円)で、7:00〜24:00と診療時間が長いのも特徴です。
レバクリ


レバクリの「フィナステリド内服育毛プラン」は、12ヶ月定期便で月あたり1,349円です。単月購入では3,850円になります。
公式サイトには「国内製の医薬品をご希望の方はこちら」という案内があり、国内製への切り替えができるようですが、標準プランが国内承認薬か海外製かの明記は確認できませんでした。薬剤の区分が気になる方は、診察時に確認してください。24時間予約可能で、最短15分で診察が受けられます。
AGAスキンクリニック


AGAスキンクリニックは2種類から選べます。国内承認薬のジェネリック医薬品は初回3,700円、2回目以降6,600円です。海外製の「Rebirthタブレット」は12ヶ月コースで月8,400円〜12,000円です。
海外製については、韓国のメーカーで製造された医薬品を医師が個人輸入している旨を公式サイトで開示しており、入手経路の記載が比較的詳しいクリニックです。診察料・カウンセリング・血液検査は条件付きで無料です。
ゴリラクリニック


ゴリラクリニックの「STOP治療」には2種類あります。海外承認薬のフィナステリド1.3mgは月3,000円、国内承認薬のフィナステリド1mgは月4,800円です。海外承認薬は国内未承認の医薬品であることと、医師が個人輸入している旨が公式サイトに明記されています。
初診・再診・カウンセリング・頭髪検査は無料ですが、血液検査代3,800円が初回のみ別途かかります。
イースト駅前クリニック


イースト駅前クリニックは、比較した11院の中で「国内正規品のみを扱う」と明確に打ち出しているクリニックです。初診の方限定で、フィナステリド1mgを30日分1,650円で試せるトライアルがあります。
通常はプロペシアジェネリックが30錠3,960円、28錠3,740円です。海外製の取り扱いがない分、国内未承認医薬品特有のリスクを気にせずに始めやすいクリニックといえます。
湘南AGAクリニック


湘南AGAクリニックは、フィナステリドを「HRタブレットF」という名称で扱っています。初回3,000円で、6ヶ月購入なら2,550円、12ヶ月購入なら1,650円まで下がります。
公式サイトには独自の商品名のみが記載されており、国内承認薬か海外製かの区分は確認できませんでした。気になる方は診察時に確認してください。初回に採血キット代3,870円が別途かかります。
Oops HAIR


Oops HAIRは、国内承認薬と海外製の両方を扱っています。国内承認薬のフィナステリド1mgは、毎月お届け5,500円、定期便3,480円、通常購入6,050円です。海外製のフィナステリド1.3mgは、毎月お届け3,287円、12ヶ月定期便2,090円、通常購入3,606円です。
海外製の入手経路についての詳しい記載は確認できませんでした。診察料は無料で、配送料550円が別途かかります。
Dクリニック


Dクリニックのフィナステリド(国内正規品)は月4,400円です。公式サイトでは「個人輸入はおすすめしていません」と明記されており、国内承認薬による院内処方を基本方針としています。
診療時間はクリニックにより異なるため、公式サイトで最寄りの院を確認してください。
ZENクリニック


ZENクリニックの育毛コース(フィナステリド1.3mg)は、毎月定期で3,300円です。12ヶ月おまとめ配送を選ぶと、月あたり2,090円(合計25,080円)まで下がります。
国内未承認の医薬品であることを明記したうえで、入手経路を「厚生局の正式なプロセスを経て、国内販売代理店を通じて輸入」と説明しています。医師個人による輸入ではなく代理店を介している点が、他院の説明と異なります。
デジタルクリニック


デジタルクリニックの「AGA予防基本プラン」(フィナステリド1mg・28錠)は、1ヶ月分6,919円から、定期配送で5,881円まで下がります。
公式サイトには、フィナステリドが1997年にFDA承認、2005年に国内承認されたという成分自体の解説があります。ただし、処方される薬剤自体が国内承認薬か海外製かの明記は確認できませんでした。初診料1,650円、再診料は無料です。
クリニックを選ぶときのポイント
比較した11院はいずれもフィナステリドを扱っていますが、選ぶときは料金の安さだけで決めないことをおすすめします。
- 国内承認薬か海外製かを確認する。海外製のほうが安い傾向がありますが、医薬品副作用被害救済制度の対象外になる点は理解しておく必要があります
- 総額で比較する。安く見える金額は12ヶ月定期便の1ヶ月あたりの目安であることが多く、単月購入や配送料・診察料を含めると印象が変わります
- 診療時間・相談のしやすさも見る。24時間対応か、平日夜間まで対応かなど、自分の生活リズムに合うかを確認してください
「フィナステリドに切り替えたい」「デュタステリドなど別の薬と迷っている」という場合もあるでしょう。薬剤ごとに効果の感じ方や副作用の出方は異なります。どの薬剤が自分に合うかは、自己判断で決めず、診察の中で医師に相談したうえで決めてください。



迷ったときは、気になった1〜2院でまず無料カウンセリングだけ受けてみるのもひとつの方法です。プラン内容や薬の説明は、実際に相談すると分かりやすくなります。
ほかのオンライン診療クリニックとあわせて検討したい方は、AGAオンライン診療のおすすめクリニック比較で14院の料金・診療時間を一覧にしています。DMMオンラインクリニックの実際の評判が気になる方は、DMMオンラインクリニックの口コミ・評判もあわせてご覧ください。
よくある質問
- フィナステリドは市販で買えますか?
-
フィナステリドは医療用医薬品のため、ドラッグストアなど市販では購入できません。医師の処方が必要です。オンラインクリニックであれば、通院なしで診察から処方まで完結できます。
- 個人輸入と比べて、オンラインクリニックは本当に安全ですか?
-
絶対に安全と言い切ることはできませんが、医師の診察を経て処方される点、健康被害が起きた場合の対応窓口がある点で、個人輸入とは状況が異なります。特に海外製の医薬品を扱うクリニックを選ぶ場合は、入手経路や国内承認薬の有無を公式サイトで確認することをおすすめします。
- フィナステリドとデュタステリド、どちらを選べばいいですか?
-
どちらも国内で承認されているAGA治療薬ですが、効果の感じ方や副作用の出方には個人差があります。薬剤の変更や追加は自己判断せず、診察の中で医師に相談したうえで決めてください。
- フィナステリドをやめるとどうなりますか?
-
服用を中止すると、フィナステリドによる効果は徐々に失われていくとされています。中止するかどうかも含めて、自己判断せず医師に相談することをおすすめします。やめた場合の経過はプロペシア(フィナステリド)をやめたらどうなるかで詳しく解説しています。
まとめ
フィナステリドの通販には、医師の診察を経るオンラインクリニックと、診察を経ない個人輸入の2つの方法があります。個人輸入は品質が保証されず、健康被害が起きても公的な救済制度の対象外になるため、この記事ではオンラインクリニックでの処方を前提に比較しました。
料金は国内承認薬か海外製か、定期便か単月購入かによって大きく変わります。価格だけで選ばず、薬剤の区分・副作用・診療時間を確認したうえで、自分に合うクリニックを選んでください。








