感情が「滅」か「ギュン」しかない日が続く。気分の波のセルフチェック










「感情がギュンとなると徹夜でも動いてしまう…」

「急に気持ちが滅の状態になり、消えてしまいたいほど落ち込む」

激しい気分の波はあなたの性格のせいではなく、双極性障害が隠れている可能性があります。

日常生活を過ごせていても、感情の波がどんどん大きくなると心身に負担をかけてしまうでしょう。

つらさが続いているときはムリをせずに、自分の状態へ目を向けてください。

この記事では、感情が滅やギュンになる理由やセルフチェックについて解説します。あなたに合う対処法を見つけ、穏やかな毎日を取り戻すための参考にしてください。

感情が「滅」か「ギュン」になるのはなぜ?

日常で感じる「滅」や「ギュン」といった極端な気分の波は、あなたの性格のせいではありません。

甘えや気持ちの問題ではなく、双極性障害のサインである可能性が考えられます。[1]

気分の波を気合いだけで抑えるのは難しく、ひとりで我慢を続けていると、さらに心身への負担が大きくなってしまいます。

このような激しい感情の揺れに対しては、病院に相談して治療を始めることが大切です。

今の状態を客観的に知るためにも、ひとりで抱え込まずに医師を頼ることを考えてみてください。

あなたに合う心身の休ませ方を見つけていくことが、これからの生活を少しずつ楽にしていくきっかけになるでしょう。

気分の波のセルフチェック

気分の波をセルフチェックするときは、次の5つのポイントを確認しましょう。

あなたの状況と照らし合わせながら、確認してください。

お金の使い方で後悔していないか

お金の使い方で後悔することが増えていたら、それは気分の波が関係していると考えられます。

気分が高ぶっているときは衝動的な行動を抑えきれず、後から悔やむ結果になりやすいからです。

たとえば、ギュンと気分が上がっている夜中に、普段なら手を出さないような高額なブランド品や不要なものをネットで大量に買ってしまうケースがあります。[1]

また、SNSで見かけたアイテムを調べもせずに次々と買ったり、ゲームに高額な課金をしたりすることもあるでしょう。

翌朝になって冷静さを取り戻し、届く予定のメール履歴を見て「なんでこんなことに…」と自己嫌悪になることは、気分の波によく見られる特徴です。

こころちゃん
こころちゃん

気分が落ち着いたときにお金が減っていて後悔します

眠る時間が極端に変わっていないか

睡眠時間が極端に短くなったり長くなったりしていないか、セルフチェックしてみましょう。

睡眠時間が短くても活動し続けられたり、逆にまったく起き上がれなくなったりする状態は、気分の波に伴いやすい症状のひとつです。[1]

気分が高まっていると一睡もせずに仕事を終わらせたり、そのまま遊びに出かけたりしても、まったく疲れを感じない日があります。

一方で「滅」の状態になると突然ベッドから起き上がれなくなり、一日中眠り込んでしまうのです。

いくら寝てもだるさがとれなかったり逆にまったく眠れなかったりと、睡眠時間に波があることは心身が休息を必要としているのです。

周囲の人に攻撃的になっていないか

気分の波をセルフチェックするときは、周囲の人に攻撃的になっていないか確認しましょう。

気分がギュンになっているタイミングでは、人間関係のトラブルに発展する可能性があるからです。

たとえば、SNSで誰かの何気ない発言に無性に腹が立ち、攻撃的で強気な言葉を連投してしまう状況が考えられます。

また、職場の同僚や後輩に対して、普段なら気にならないようなミスを厳しく責め立ててしまい、あとになって「なんであんな言い方をしてしまったんだろう」とひどく落ち込むこともあります。

自分でも感情のコントロールがきかない状態は、こころが疲れているといえるでしょう。

好きだったものに興味がなくなっていないか

好きだったものに興味がなくなっていないか、セルフチェックをしてみましょう。

なにに対しても関心が持てず気力が湧かない状態は、気分が落ち込んでいるときにあらわるサインです。[2]

たとえば、休日のたびに楽しみにしていたイベントやお出かけに、まったく行く気が起きなくなるケースが考えられます。

また、食事や入浴すら面倒になり、ただ天井を見つめて横になっている日もあるかもしれません。

無気力な状態が続くのは、こころが助けを求めていると考えてみてください。

仕事や日常生活に困りごとが起きていないか

気分の大きな波によって、仕事や日常生活に困りごとが起きていないかを見極めましょう。

激しい波に振り回されたままでは、これまで通りの働き方や生活を続けるのが難しくなってしまいます。

たとえば、気分が高まって「わたしなら、なんでもできる」と徹夜で仕事をこなした数日後、突然気分が落ち込んで会社を休んでしまう状況が考えられます。

また、気分の波が激しすぎるせいで、職場での人間関係がうまくいかなくなることもあるでしょう。

日常生活に支障をきたしているときは、早めに病院へ相談することが大切です。

気分の波に振り回されないために今すぐできる対処法

気分の波に振り回されないために今すぐできる対処法を3つ紹介します。

日常生活の中で少しずつ工夫を取り入れていきましょう。

気分がギュンと高くなる状態が長く続くときは、下記の記事もあわせてご覧ください。

躁状態を落ち着かせる方法3選|ずっと躁状態で困るときの対処法を解説

ひとりで悩まず病院に相談する

気分の波に振り回されてつらいときは、ひとりで悩まずに病院へ相談しましょう。

激しい気分の波は自分の意志だけでコントロールするのが難しいため、医師のサポートを受けることが必要です。

気合いだけで乗り切ろうとしてムリを重ねると、状態を悪化させてしまう可能性があります。

つらい状況から抜け出して毎日を少しでも穏やかにするためにも、思い切って受診を検討してください。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックでは対面診療に加えて、オンライン診療を実施しています。

自宅にいながら診察を受けられるため、待ち時間を気にする必要はありません。症状に悩んだときはお気軽にお問い合わせください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

自分の気分の波をメモして客観的に見る

毎日の気分の波を簡単なメモに残して、自分の状態を客観的に見てみましょう。

頭の中だけで考えるのではなく文字にしておくことで「今は動きすぎているから少し休もう」と自分でストップをかけやすくなるからです。

たとえば、スマホのアプリや手帳に「ギュンと気分が上がった」「滅になって動けなかった」と、その日の気分やひとことを書き留めてください。続けていくうちに、どんなときに波が来やすいのか自分のペースが分かってくるでしょう。

記録したメモは、病院で医師に自分の状態を伝えるときにも役立ちます。

簡単な単語だけでもよいので、その日の気分を書き残してみてください。

こころちゃん
こころちゃん

書き出すと客観的に見れてよいですよ!

大きな決断は気分が落ち着いているときにする

突然の退職や高額な買い物といった大きな決断は、気分の波が落ち着いているときに考えましょう。

感情が揺れている最中は、あとから「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」と後悔するためです。

たとえば、ギュンと気が大きくなっている勢いで「今の仕事はつまらないから」と会社を辞める決断をしたり、貯金を使い果たすほど高額な買い物を一気にしてしまったりする場面が考えられます。

勢いでの行動を防ぐためにも、大事な選択はすぐに決めず一度立ち止まりましょう。

まとめ

感情がギュンと高ぶったり、滅となって動けなくなったりする極端な状態は、双極性障害がおもな理由として考えられます。

まずはその日の気分を簡単なメモに残し、気持ちを落ち着かせる環境をつくってみましょう。

あなたに合った方法で少しずつ心身を休ませることが大切です。

もし激しい気分の波が長引くときは、ムリをせず早めに病院を頼ってください。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックでは、こうした気分の波や心身の不調に関するご相談を受け付けております。

「つい衝動的な行動をしてしまう」「感情のコントロールがきかず起き上がれない」といった悩みをひとりで抱え込まず、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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【参考文献】
[1]双極性障害(躁うつ病)|こころの情報サイト
https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=RM3UirqngPV6bFW0

[2]うつ病|こころの情報サイト
https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=9D2BdBaF8nGgVLbL

執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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