「推しが頑張っているのに、楽しめない自分が嫌になる」
「あんなに好きだったのに、どうして何も感じなくなっちゃったんだろう」
このような悩みを抱えていませんか?
推し活が日々の楽しみだったのに、以前のようにワクワクできなくなると、戸惑いや寂しさを感じるでしょう。
推し活が楽しめなくなる背景には、応援疲れだけでなく、心身の不調が関係している可能性もあります。
この記事では、推し活がしんどくなる心理や、楽しめなくなったときに知っておきたいうつ病のサイン、推し活との付き合い方について解説します。
推し活が楽しめなくなったときに、自分の気持ちや心の状態を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
この記事の内容
推し活が「楽しい」から「しんどい」に変わる背景
推し活は本来、日々の楽しみやこころの支えになるものです。
ある調査では、推しがいない人よりも推しがいる人の方が、幸福だと感じる割合が高い傾向がみられました。[1]
ただ、推し活が生活の大切な一部になっているからこそ、応援することに負担を感じたり、楽しめない自分を責めたりすることもあるでしょう。
推し活が「しんどい」に変わる背景として、以下が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
推し活を楽しめない自分に戸惑っている
以前のように推し活を楽しめなくなると、自分自身に戸惑ってしまうことがあります。。
推しを長く応援し、時間やお金をかけてきたからこそ、以前のように楽しめない自分に戸惑うこともあるでしょう。
「推しは頑張っているのに、どうして応援できないんだろう」「あんなに好きだったのに」と、複雑な気持ちになるかもしれません。
こうした戸惑いが重なると、本来はこころの支えだった推し活そのものが、しんどさに変わってしまうことがあるのです。
ただ、以前のように楽しめないからといって、推しへの気持ちが冷めたとは限りません。
心身の疲れによって、好きなことを楽しむ余裕がなくなっている可能性もあります。

こころに余裕がないと楽しめないですよね
推し活が「楽しみ」から「義務」に変わっている
以前のように推し活を楽しめなくなるときは、推し活を義務のように感じているかもしれません。
「お金に余裕がない」「本当はもう休みたい」と感じていても、以下のようにムリをして推し活を優先してしまうことはありませんか?
- 食費や宿泊費を削ってライブに遠征する
- 睡眠時間を削って深夜のインスタライブを見る
- 疲れていても推しの情報を知るためにSNSをこまめにチェックする
このように、自分の体調や生活を後回しにして応援を続けると、推し活が「頑張らなければならないもの」になり、こころの負担につながることがあります。
しんどくなっても推し活から離れられない理由
推し活がしんどくなっても簡単に離れられないのは、推しの存在がこころの支えになっているからかもしれません。
実際に推し活に関する研究では、推しがいる人は楽しさや幸福を感じている割合が高い傾向がみられました。[2]
また、推し活には不安やストレスをやわらげる役割がある可能性も指摘されています。[2]
長く応援を続けるうちに推し活が生活の一部となり、推しの存在が自分らしさと結びつくこともあるでしょう。
だからこそ「推し活から離れたら、何を楽しみに毎日を過ごせばいいんだろう」と不安になり、しんどくても推し活を続けてしまうことがあるのです。
一方で、推し活が楽しめなくなったときは、心身の不調が関係しているケースもあります。
次に、推し活が楽しめなくなることとうつ病との関係について見ていきましょう。
推し活が楽しめないこととうつ病の関係
推し活を楽しめなくなった背景には、うつ病のようなこころの不調が関係している可能性があります。
ただ、推し活そのものに疲れているケースもあるため、推し活が楽しめないという理由だけで、うつ病かどうかは判断できません。
以前と比べて、以下のような変化がないか振り返ってみましょう。[3]
- 疲れやすく仕事や家事に集中できない
- 食欲がなくなった/食べすぎるようになった
- 気分が落ち込んだり自分を責めたりすることが増えた
- 寝つきが悪い・夜中に目が覚めるなど睡眠の変化がある
- 友人との食事や買い物などほかの楽しみにも興味が湧かない
このような変化がみられるときは、推しへの気持ちだけでなく、心身の状態に目を向けることが大切です。
とくに、このような変化が2週間以上続くときや、日常生活に支障が出ているときは、精神科や心療内科への相談を考えましょう。
つらさが強いときは、2週間を待たずに相談してもかまいません。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多のおおかみこころのクリニックでは、楽しいはずの推し活を楽しめず悩んでいるあなたのご相談をお待ちしています。
オンライン診療では全国どこからでもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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推し活がしんどくなってきたときに大切にしたい3つのこと
推し活がしんどくなり、以前のように楽しめないときは、以下の3つを意識してみましょう。
それぞれ解説します。
推しとの距離を自分で決める
推し活が負担になっているときは、自分の体調や生活に合わせて推しとの距離を調整することが大切です。
たとえば、次のような方法を取り入れてみましょう。
- SNSの通知をオフにする
- インスタライブは見たいときだけ見る
- 再生回数や売上への貢献を義務にしない
SNSや動画配信などで推しの情報にいつでも触れられるからこそ、気づかないうちに休む時間が短くなっていることがあります。
ただ、一つひとつの配信や活動を見逃しても、これまでの応援がなくなるわけではありません。
推しを応援する責任をひとりで背負わず、体調が優れないときは安心して休みましょう。

あなたが楽しめる範囲で応援しましょう
推しと同じくらい自分自身も大切にする
推し活が楽しめないときは、まずは自分自身の心身を大切にしましょう。
推しが疲れている様子を見ると「ムリせず休んでほしい」と思うのに、自分には「もっと頑張らなきゃ」とムリをさせていませんか?
心身が疲れているときは、ムリに新しい趣味を見つけたり、以前のように楽しもうとしたりする必要はありません。
推しの小さな変化を気にかけるように、まずはあなた自身の体調や気持ちにも目を向けましょう。
もし、気分の落ち込みや楽しめない状態が続いているなら、精神科や診療内科への相談もひとつの方法です。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多のおおかみこころのクリニックでは、推し活に関する悩みをきっかけとした心身の不調についてご相談いただけます。
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推し活を休むことと推しを嫌いになることは別だと考える
推し活がしんどいときは、ムリに応援を続ける必要はありません。
推し活は「応援するか、やめるか」の二択ではなく、今のあなたに合った楽しみ方を選んでください。
たとえば、以下のような方法です。
- 気が向いたときにお気に入りの曲を聴く
- 推しが紹介していた食べ物を食べる
- 推しのメンバーカラーの物を使う
このように、新しい情報を追いかけたりお金や時間をかけたりせず、日常の中で推しを感じるのもひとつの方法です。
推し活から完全に離れることも、日常の中で少しだけ推しを感じることも、どちらを選んでよいのです。
今はあなたの心身の状態を優先しましょう。
まとめ|推し活が楽しめなくなっても、好きだった気持ちはなくならない
推し活が長く続くほど、応援してきた時間や思い出が自分自身の一部になることもあるでしょう。
以前のように楽しめなくなると戸惑いや寂しさを感じるかもしれません。
ただ、推しの応援方法を変えることも、しばらく休むこともあなたが選んでよいのです。
推し活がしんどいときは、まずは今の心身の状態を大切にしましょう。
また、推し活以外のことも楽しめなくなったり気分の落ち込みが続いたりするときは、こころの不調が関係している可能性もあります。
「推し活が楽しめないくらいで、精神科に相談してもいいのかな」と迷うかもしれませんが、こうした気持ちの変化も精神科で相談できる悩みのひとつです。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多のおおかみこころのクリニックでは、あなたのご相談をお待ちしています。
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【参考資料】
[1]宮田雅之|幸福度と「推し活」についての一考察
https://keishin-group.org/app/upload/documents/keishinjournal0801/10.pdf
[2]若者における「推し」の意義と心理的効果
https://www.meisei-u.ac.jp/2022/s3lks40000007odc-att/220530_kanseikougakukai2022moriyama_web.pdf
[3]厚生労働省|2.うつ病を知る
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5b2.html
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士








