睡眠薬の処方で迷ったら何科へ?処方してもらえない理由や受診のメリット










「夜布団に入っても2時間以上眠れない」

「日中は身体がだるく、仕事中のミスが増えてきた」

市販の薬を試してもなかなか効果がないと、焦りを感じてしまいますよね。

いざ病院を受診しようと思っても「何科に行けばよいのか分からない」「いきなり強い薬を出されて、依存しないか不安」と、病院選びに迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。

ひとりで悩み続けてしまうと睡眠不足が悪化し、日常生活への支障が出るようになるかもしれません。

この記事では、症状に合わせた相談先の選び方すぐに処方されない理由を解説します。受診への不安をやわらげ、睡眠の悩みを解決していきましょう。

睡眠薬の処方は何科で受けられる?

睡眠薬はおもに下記の3つで処方してもらえます。

それぞれの診療科で得意な領域が異なるため、あなたの症状や原因に合わせて選ぶことが大切です。

内科

身体的な不調のついでに、一時的な不眠の相談がしやすいのが内科です。

日常的な体調不良と一緒に診察を受けられるため、精神科に比べて気軽に足を運びやすいのがメリットです。

実際に内科で処方される睡眠薬は、安全性を重視して1種類の薬から様子を見るシンプルな処方が中心になります。[1]

「最近ちょっと眠れない日がある」「一時的な疲れで眠れない」といった症状のときは、まず身近なかかりつけの内科医へ相談してみましょう。

こころちゃん
こころちゃん

何科かわからなかったら内科に行ってみましょう

睡眠外来

睡眠トラブルを専門的に検査・治療できるのが睡眠外来です。

「睡眠障害によって不眠になっているかもしれない」という視点から診察を行ってくれます。

具体的には、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群といった病気にも対応しています。睡眠中の呼吸状態や脳波などを、詳しく調べる専用の設備が整っているのも特徴です。[2]

もし、家族から激しいいびきを指摘されたり、夜間に足の不快感で目が覚めたりしたら、睡眠外来の受診を検討してみてください。

精神科・心療内科

眠れない背景に隠れているストレスやこころの不調にアプローチできるのが、精神科・心療内科です。

こころの健康の知識を持つ医師が、眠れない根本的な原因を見極めてくれます。実際に、不眠を訴える患者さんの8人に1人はうつ状態を伴うと言われています。[2]

数ある薬の中からあなたの症状や体質に合わせた、細やかな処方の調整を受けられるのが強みです。

職場の人間関係や仕事のプレッシャーなど思いあたるストレスを抱えていたら、精神科や心療内科へ相談してみましょう。

精神科・心療内科で睡眠薬を処方してもらうメリット

精神科・心療内科で睡眠薬を処方してもらうメリットには、次の3つがあります。

精神科や心療内科を受診することで、睡眠の不安をやわらげられるでしょう。

不眠の背景にある病気に気づける

まず、眠れなくなってしまった背景にある病気に気づけるメリットがあります。

ただの睡眠不足や疲れだと思っていても、ストレスから無意識のうちにこころが限界になっているケースもあります。

薬でただ眠るだけでなく、不眠の背景に考えられるうつ病や適応障害などを見逃さないためには、精神科・心療内科の受診が役立つのです。[3]

「眠れない」という症状から、背後にあるこころの不調も同時にケアできます。

症状に合わせた薬を選んでもらえる

あなたの不眠タイプや体質に合う睡眠薬を選んでもらえることは、精神科・心療内科を受診するメリットです。

「眠れない」と言っても「布団に入ってもなかなか寝付けない」や「夜中に何度も目が覚めてしまう」のかによって、有効な薬の成分は異なります。

医師は多くの睡眠薬の中から、あなたの生活スタイルに寄り添った最適な種類を提案してくれるでしょう。

病院を受診することで、不眠の症状に合わせた薬を処方してもらえます。

医師のサポートのもとで薬を服用できる

精神科・心療内科を受診するメリットは、医師のサポートを受けながら薬を服用できることです。

睡眠薬を飲むことに対して「本当にこの量でいいの?」「いつまで飲み続けるのか?」といった疑問や不安が生じたとき、医師に相談しながら治療を進めていけるからです。

たとえば「薬を飲んだら翌朝少しだるかった」という変化があれば、次の診察ですぐに伝え、薬の量や種類を調整してもらうことができるでしょう。

医師と二人三脚で薬を服用できる環境が、精神科や心療内科を受診する心強いポイントです。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックでは、オンライン診療を実施しています。仕事や家事で病院に行く時間がなくても自宅で受けられるので、不眠の症状があるときはお気軽にお問い合わせください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

なぜ病院ですぐに睡眠薬を処方してもらえないのか

病院ですぐに睡眠薬が処方されない理由は、患者さんの体調を最優先にしているからです。

いきなり薬に頼るよりも、生活習慣を変えるだけで眠れるようになるケースがあります[4]

また、身体に別の不調が隠れていたときは、薬を飲むと逆効果になってしまうこともあるのです。

そのため、まずは「毎日同じ時間に起きる」「朝日を浴びる」といった、薬を使わない方法から試していきます。これらを試しても不眠がよくならなければ、睡眠薬を提案してもらえるでしょう。

医師のアドバイスから始めてみて、不眠が続いたら医師に相談してみてください。

こころちゃん
こころちゃん

医師はあなたにあった治療法を一緒に考えてくれます

睡眠薬を処方してもらうための伝えるポイント

睡眠薬を処方してもらうための伝えるポイントには、次の3つがあります。

病院を受診するときに意識して伝えてみてください。

いつから眠れないのか

診察では、症状が始まった時期や具体的な状態を伝えることが大切です。

漠然と「眠れません」と伝えるだけでは、不眠のタイプが医師に正確に伝わりにくいからです。

たとえば「3か月前から眠れない」「布団に入っても2時間くらい寝付けない」など、具体的な数字があるとスムーズに伝わります。正確な状況が伝わるほど、よりあなたに合った薬を選んでもらいやすくなるでしょう。

受診前に、いつから眠れないのか、寝つくまでにかかる時間などを書いた簡単なメモを書いておき、当日持参してみてください。

ストレスや不安など思いあたる原因はないか

不眠の原因として思いあたるストレスや不安があれば、医師に伝えてみましょう。

原因がこころの負担にあると分かれば、薬の処方だけでなくこころを休めるためのアドバイスも一緒にもらえるからです。

職場の人間関係や仕事のプレッシャーなど直接関係ないように思えることでも、実は負担になっていることがあります

医師はあなたの背景を知ることで、よりよい解決策を提案してくれるでしょう。

ためらわずに、少しでも気になっていることを打ち明けてみてください。

日常生活や仕事にどのような支障が出ているか

睡眠不足のせいで、日常生活や仕事にどれくらい困っているかを伝えましょう。

日中の眠気や寝つきの悪さを知ってもらうことで、医師が「どれくらい治療が必要か」を判断しやすくなるからです。

「日中ぼーっとして仕事のミスが増えた」「眠気がひどくて家事が手につかない」など、普段の生活で困っているエピソードをそのまま話しましょう。

生活に支障が出ていると分かれば、より適切なサポートを早く受けられます。

夜だけでなく日中もつらい症状が出ていたら、忘れずに伝えてください。

まとめ

不眠の悩みを抱えているときは、ひとりで抱え込まずに病院の受診を検討してください。

不眠の背景には日々のストレスやプレッシャーなど、気づかないうちに溜まったこころの不調が関係していることもあります。

「薬に頼るのが怖い」「やめられなくなる」と決めつけず、医師と一緒にあなたの状態を確認することが大切です。

医師のサポートがあれば、依存リスクの少ない薬から治療を始められるでしょう。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックでは、不眠の悩みに関する相談も受け付けています。また、全国どこからでも相談できるオンライン診療も対応しているので、お気軽にご相談ください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

【参考文献】
[1]「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」の策定と発出について|国立精神・神経医療研究センター
https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-press.pdf

[2]睡眠 資料A ガイドライン 239 睡眠障害とは|厚生労働省
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2018/182091/201817024B_upload/201817024B0015.pdf

[3]健康づくりのための睡眠ガイド2023|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

[4]睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン|三島和夫
https://www.ncnp.go.jp/mental-health/docs/nimh60_55-62.pdf

執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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